みなさんこんにちは。
つくラボの大島です。
今日はわたしの蔵書を紹介します。
タイトルは「岩田さん」
いや、誰…??笑
と思われる方も多いと思いますが、
任天堂の元社長であり、素晴らしいプログラマーです。
2015年に残念ながらご病気で亡くなられてしまうのですが、
親交の厚かった「ほぼ日」の糸井重里さんが、岩田さんがどういった人柄だったのか、
厳しいゲーム業界の中どのような考えを持って任天堂を立て直したのかについて、
1冊の本にまとめてくれています。
やっぱり衝撃だったのはこの言葉。
それは糸井重里さん率いる『MOTHER2』制作プロジェクトが行き詰ってしまった頃、
当時HAL研究所に居た岩田さんに協力をお願いした時、
『今あるものを活かしながら手直ししていく方法だと2年かかります。
一から作り直していいのであれば半年でやります。』
糸井重里さんが一から作り直すことを許諾した後、宣言通り半年でゲームとして
稼働する状態となり、無事に発売することができました。
因みに『MOTHER2』はわたしも子供の頃から何度もプレイしているゲームです。
社長としても素晴らしく、社員ひとりひとりと会話する機会を作ったり、
「Wii」の設計当初、コントローラを「Wiiリモコン」と呼ぶことに拘っていたそうです。
色々な意見を総合すると結果的にあのハードウェアになった、と書かれています。
その甲斐もあって、従来のコアではないゲーム層をも取り込むことができた。
わかりやすいブルー・オーシャン戦略と言っていいでしょう。
当時の任天堂の社員は社長に対して自由な意見が言えて、とても良い環境だったと思いますし、
経営者としてすごく参考になります。
もし気になった方がいればAmazonでも販売されていますので、
良かったらお手に取られてはいかがでしょうか。